【オススメ書籍紹介!】
衝撃の問い「教師は何のためにいるのか・・」
価格:2200円 |
目次
個別最適な学びと協働的な学びの深化!
「令和の日本型学校教育」ってどうすればいいか
個別最適な学びと協働的な学びは具体的にどう実践していけばいいの?
今やっている授業は合ってるの?正しいの?
GIGAスクール構想やAIが新しい時代の波に乗って教育業界に押し寄せています。荒波に押し負けそうになる先生も多いのではないでしょうか。
私も、自分の行なっていた教育がこれからの社会を担う子どもたちに通用するものだったのか疑問を抱きながら生活しています。
この本が答えを教えてくれる!
どんな本なの?
・現在叫ばれている「令和の日本型学校教育」の構築を目指すことについて、山形県天童市天童中部小学校を舞台にわかりやすく解説した本。
・個別最適化な学びと協働的な学びの実践を具体的に述べており、これからの教育の指針となる一冊とも言える。
・カリキュラムマネジメントについて読み手の思考を論理的に整理するのを助けてくれる。
この本のオススメポイント!!
☆固定概念を壊した教育の構築に向けた考え方と、ヒントやアイデアは以前からの各地での実践にあることがまとめられている。
☆3つの特色ある取組が紹介されている。
(①子どもが授業を進める自学自習、②子どもが単元丸ごと学習計画を立てて進めるマイプラン学習、③学ぶ内容も方法も自分で決めるフリースタイルプロジェクト)
☆具体的な実践の例について触れている。
☆授業でどう展開していくかのヒントあり!
独自考察
○全教師に読んで欲しい!!
○個別最適な学びは、ここまでできるんだということが自身の学びになった。
○この実践で何を学ぶのか?を考えさせられた。
→指導要領で語られていることだが、それを自分なりに腹落ちするように咀嚼して授業をすることが大切。
○個別最適な学びと協働的な学びに関しては、特に自由と放任の違いが難しい。そこで、鍵となるのは教師として何ができるか。教科の本質を踏まえて、それを出発点とし、着地点とすることかもしれない。
○解説も実践を主として簡潔に要点を絞って書かれている。
印象深いフレーズ
有能な学び手としての子どもの姿から突きつけられたのは、
「教師は、何のためにいるのか」という問いでした。
・このフレーズを読んだことにより、本書が私にとって特別な1冊となりました。
・これまでは「どう教えるか、どんな展開で進めるか」など、「自分が教えるなら…」という教師視点を当たり前のように持って授業を行なっていました。しかし、子ども主体の学習を行うにあたって、手引きを作ることや環境を整えることなど、教師のやるべきことも大きく変わると感じました。
・自立した学び手の児童に対して、教員が本当にできることは何か。突き詰めて考えていくと、教師の本質にぶつかるとは思いもしませんでした。この直面した問題をどう捉え、子どもと向き合っていくかしっかり飲み込んでいかなければいけないと考えさせられました。
他にも・・こんな人にオススメ
ただ読むだけではダメ! Yome美の補足テクニック
①まず読む。
→疑問を持ちながら読み進めることが大切です。
②毎日の授業の中に取り入れていく理解と覚悟をもつ。
→本書の中にあるように、教員には今までの教育方法を新たな次元にシフトしていく覚悟が必要になります。何と向き合い、教師としてどう関わっていくのか。あなたの本気が必要となるでしょう。
③アウトプットをする。(授業中や職員室で)
→具体的に実践として取り入れていくことで、自分のものにしましょう。
※これ実は多くの人ができないこと!
⑤同僚に広める。
→自分がためになった情報は、近くの仲間と共有をすると良いでしょう。
→共感できる同士が増えるだけで、仕事が楽しくなります。
【注意!】仕事に無理せず取り入れる。
→トライアンドエラーの繰り返しをすることでそれが当たり前になるように変えていくこと。
→同僚などと、実践を積み重ねていけると良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した 奈須正裕 著「個別最適な学びと協働的な学び」は、
個別最適な学びと協働的な学びは具体的にどう実践していけばいいの?と考えている先生を助けてくれること間違いなしの本になっています。
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