【オススメ書籍紹介!】
ここからスタート図画工作!
価格:1980円 |
目次
図工の授業ってどう指導したらいいかわからない!
図工の基本の授業展開方法が知りたい。評価の取り方がやっぱりわからない。
鑑賞ってどう指導すればいいのか?
活動が苦手な子になんと声をかけたらいいのだろう?
もう一手間でもっとよい作品になるのに、どう声かければよいか・・・
って疑問誰しも一度は考えますよね。図工の授業って週に2時間程度だし、道具の使い方や作り方の基本を教えたらあとは放任になってしまう先生たくさんいるのではないでしょうか?
お恥ずかしながら実は私もそうでした。そんな時に、唯一学べる方法は、他のクラスの作品を見ることや先輩の先生にご教授をいただくくらいでした。
ただ、それは基本的な知識が前提として備わっていないと理解ができないものでした。
この本が答えを教えてくれる!
そんな時私を助けてくれたのがこちらの本です。
価格:1980円 |
タイトル:
ゼロから学べる小学校図画工作授業作り
著者:大橋功(監修)西尾環・森貫裕里(編著)
出版社:明治図書
どんな本なの?
○基本的な図工の授業の組み立て方がわかる。
○図工の教材研究のポイントがわかる。
○図工でよく使用する道具の指導法がわかる。
→クレヨン、パス、絵の具、彫刻刀、ハサミ・のり、粘土。ローラーインクなど
○学年別授業びらきのポイントがわかる。
○学年別工作指導のポイントがわかる。
○片付け指導のポイントや支援が必要な児童の声掛けの仕方がわかる。
○鑑賞の方法とポイントについてわかる。
!!注意!!
本書は、評価についての記載は、観点が現行のものとは異なるので、注意が必要である。
→2016年第一版なので、評価が現行の3観点ではないから(2021年〜)
○道具の扱い方や指導法については、変わらないのでその点については問題ないです。
この本のオススメポイント!!
☆図工の授業で必要な基本的知識を網羅しているから安心!
☆他の参考書にあまり見られない、「片付けの指導について」や「学年別学級開き」についてわかりやすく解説!
☆本書自体がコンパクトで読みやすい大きさ。
☆ベテラン教員も指導項目を確認するのに役立つ。
☆授業でどう発問に繋げるかのヒント多数あり!
独自考察・感想
○「そうだったんだ!」や「初めて知った」の気付きに溢れている!
○全教師に読んで欲しい!!(初任は、基礎づくり。ベテランは、初心に戻る。)
○イラスト入りで手に取りやすい。
○気軽に読める。内容も優しさに溢れていてしっかりわかる。
○授業をやる上で疑問に思うことに対して幅広くカバーしてくれる。
○解説も簡潔に要点を絞って書かれている。
⬇️注意点⬇️
○評価の観点や考え方については、現行と違うので、最新の書籍等で確認する必要がある。
○図工指導に関する参考書は、出版数が少なく、読者の要求をすべてを満たしてくれる内容のものは限られている中で、条件を満たしてくれる。
印象深いフレーズ
「教師から見て。素晴らしい作品を作ることが目的ではありません。作品づくりを通して、何を育てるのかが大切なのです。」
・著者が、冒頭で記載しているフレーズ。
・図工の教材研究のために何の気なしに購入した本でしたが、この一文で「はっ」とさせられました。今まで、(教師から見て)よい作品をつくらセルために道具や、技法について授業していたからです。
・本書では、続けて「どんなものをつくったのか」ではなく、「どんなことをしたか」が大切です。」と述べています。
一人一人の感性が磨かれていく様子をしっかり観察し、そこに必要な手立てを講じていくことが図工の授業のベースにないと反省した次第です。
他にも・・こんな人にオススメ
ただ読むだけではダメ! Yome美の補足テクニック
①まず読む。
→一先ず情報を得ましょう。
②今必要な情報や取り入れたいポイントをチェック。
→実践していける内容をチェックしましょう。
③アウトプットをする。(授業中や職員室で)
→今までなかったことをしています。アウトプットを必ず行なって、用語の意味や使い方を自分のものにしましょう。※これ実は多くの人がやらないこと!
④同僚に広める。
→自分がためになった情報は、近くの仲間と共有をすると良いでしょう。
→共感できる同士が増えるだけで、仕事が楽しくなります。
【注意!】仕事に無理せず取り入れる。
→無理せず自分の仕事スタイルに合わせられる物だけ取り入れて行きましょう。
※いきなり欲張ると、挫折しやすいから注意だよ!
※無理をしないことが大切!最初は、一つだけでもエライよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した大橋功 編集「ゼロから学べる小学校図画工作授業作り」は、
図工の授業にもっと自信をつけたい!と考えている先生を助けてくれること間違いなしの本になっています。
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