【オススメ書籍紹介!】
国語の発問に深みを!
国語の発問 いいのはどっち? 問いくらべ [ 山中 伸之 ] 価格:2090円 |
目次
国語の授業に自信がない・・・
「国語の授業」ってどうすればいいのか。今やっている展開の仕方であっているのか不安。
今の発問より子どもの考えが深まる発問あったのではないか?
でも、どう発問をより良くしていけばよいかわからないし、どう実践していけばいいの?
国語の授業の発問って、投げかけるタイミングや言い回しが一つ違えば、反応が全く異なって返ってきますよね、だからこそ、ここ一番の主発問がスベッた時、絶望に苛まれる感覚に陥ります。このような経験をしたことがある先生は、きっと多いのではないでしょうか。
私も、かつて同じ不安に悩まされ、疑問を抱きながら生活していました。
この本が答えを教えてくれる!
そんなあなたに、オススメの本がこちらです。
国語の発問 いいのはどっち? 問いくらべ [ 山中 伸之 ] 価格:2090円 |
タイトル:
国語の発問いいのはどっち?問いくらべ
著者:山中伸之
出版社:学陽書房
どんな本なの?
・子どもの思考を深める & 引き出す国語授業の「問い方」がわかる。
・低中高学年それぞれで取り扱う物語文と説明文の発問のポイントがわかる。
・よい発問とはどのような発問なのか解説をしてくれる。
・よい発問の作り方をマスターすることができる。
・2つ以上の発問を比べて、どれがよい発問か考えることができる。
・物語文と説明文の具体的な教材を使って説明してくれる。
この本のオススメポイント!!
☆低、中、高どの単元にも応用が効く問いの考え方を、わかりやすく解説!
☆良い発問はどちらなのか2択の中から考えさせてくれる。
☆解説や構成がわかりやすい形になっている。
☆『すがたをかえる大豆』(説明文)や『ごんぎつね』(物語文)等の有名処をしっかりと抑えて、発問を考えることができる。
☆授業を組み立てる上でのヒントがあふれている。
独自考察
○全教師に読んで欲しい!!
○より洗練された発問は、こうつくっていくのかという発見が自身の学びになった。
○発問から柱だてをして、授業を今すぐ組み立てたい人に向いている。
→目指す児童の姿までの道筋が、わかりやすい。
○物語文と説明文で使う発問の捉え方が明確に示されているのでわかりやすい。
○イラストも多用されており、気軽に読みやすい。(堅苦しい参考書ではない。)
→すぐに取り入れて授業で実践してみたくなる。
○解説も実践を主として簡潔に要点を絞って書かれている。
印象深いフレーズ
教材を十分に研究した上で、形式を工夫して発問をつくらなければ、よい発問はできないということです。
・著者は、コラムにて「教材を十分に研究するには「素材研究」が有効で、これが発問をつくる上で絶対に必要だ」と付け加えています。
つまり、本書は教材研究をする上で、とても参考になる書籍になっていますが、授業を組み立てていくのは、あくまで授業者の深い研究が土台となっていること、そして、効果が一番見込めるタイミングで、ベストな発問をする必要があると言っているのです。
至極当たり前ですが、小手先だけのテクニックでは子どもは心揺さぶられません。授業者の熱量も感じながら授業に参加しているからこそ、そこで投げかけられる問いに深みが増すのだと考えました。
日頃の授業を振り返って、単元全体を俯瞰して見ること、1授業の1発問をどれだけ洗練して考えるか日々考えていく必要があるのではないでしょうか。
他にも・・こんな人にオススメ
ただ読むだけではダメ! Yome美の補足テクニック
①まず読む。
→疑問を持ちながら読み進めることが大切です。
②該当する単元がある場合は、ねらいを抑えながら使える発問を積極的に使っていく。
→子どもと立てた学習計画の中で、ねらいに迫れる発問を選び、効果的に使用できるタイミングを見つけていくことが大切です。
③反応を見て、授業の中のどこで使えばよいか(前段・中段・後段)やタイミングを吟味
→実際にやっていく中で感覚を身につけていく。
④本書をヒントに自分で発問をつくってみる。
→柱立てをしっかりと決めることが重要になる。
③アウトプットをする。(授業中や職員室で)
→具体的に実践として取り入れていくことで、自分のものにしましょう。
※これ実は多くの人ができないこと!
⑤同僚に広める。
→自分がためになった情報は、近くの仲間と共有をすると良いでしょう。
→共感できる同士が増えるだけで、仕事が楽しくなります。
【注意!】仕事に無理せず取り入れる。
→トライアンドエラーの繰り返しをすることでそれが当たり前になるように変えていくこと。
→同僚などと、実践を積み重ねていけると良いですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回紹介した 奈須正裕 著「国語の発問いいのはどっち?問いくらべ」は、国語の発問一つひとつをより練って、深いものにしたいと考えている先生を助けてくれること間違いなしの本になっています。
コメント