授業より先に変えたい。先生の働き方から始める教育DX

現場で進める教育DX
この記事は約3分で読めます。

実は、授業より先に変えられる


教育DXという言葉を聞くと、多くの人がまず思い浮かべるのは授業です。
タブレット活用、デジタル教材、オンライン共有…。

もちろん、どれも大切なテーマです。
でも現場で働く先生の実感として、こう感じたことはないでしょうか。

「授業を変える前に、まず日常の仕事を何とかしたい」

毎日の連絡、資料づくり、提出物の管理、記録、共有。
授業以外の仕事は思っている以上に多く、時間もエネルギーも使います。

そしてこの部分は、実は授業よりも先に変えやすい領域です。

授業は子ども・教材・時間割など多くの要素が関わりますが、
働き方は自分たちの工夫で少しずつ改善できます。

教育DXは授業だけの話ではありません。
働き方を整えることも、立派な教育DXです。

この記事では、日常の仕事の中で無理なく始められる
「働き方からの教育DX」を整理していきます。

働き方DXが最初に効く理由


授業のDXよりも先に、働き方のDXから始めた方がよい理由があります。
それはとてもシンプルで、効果を実感しやすいからです。

授業改善は成果が見えるまで時間がかかります。
一方、働き方の改善は変えたその日から効果を感じやすい。

例えば――

・資料を探す時間が減る
・同じ説明を何度もしなくてよくなる
・提出物の管理が楽になる

こうした変化は、小さくても確実に日々の余裕を生みます。

そしてこの「余裕」が、授業改善につながります。

時間が生まれると、授業準備に少し余裕ができる。
余裕が生まれると、新しいことを試す気持ちが生まれる。

つまり働き方DXは、授業DXの土台です。

次のパートでは、現場で始めやすい働き方DXの具体例を整理していきます。

まず変えやすい働き方DX 3つのポイント


働き方DXも、大きな改革は必要ありません。
日常の中で負担になりやすい部分から少しずつ変えていきます。


① 資料を「探さない」仕組みを作る

日々の仕事の中で、意外と時間を使っているのが「探す時間」です。

・去年の授業プリント
・学年で共有した資料
・会議のデータ
・児童の記録

保存場所がバラバラだと、探すだけで時間が過ぎていきます。

クラウドに整理して保存するだけで、
「探す時間」は大きく減ります。

小さな変化ですが、効果はとても大きい部分です。


② 同じ説明を「繰り返さない」仕組み

学校の仕事には、何度も同じ説明をする場面があります。

・提出方法の説明
・連絡事項
・家庭への案内
・校内共有

これらを文章やデータとして残しておくだけで、
繰り返しの説明はぐっと減ります。

「一度作れば何度でも使える」
これは働き方DXの大きな価値です。


③ 共有を「一瞬」にする

紙や口頭での共有は、時間も手間もかかります。

・配布
・回収
・集計
・再共有

デジタルで共有すれば、この流れは一気に短縮されます。

共有が早くなるだけで、仕事の流れは驚くほどスムーズになります。


これらはどれも、今日から始められる小さな改善です。
しかし積み重なると、働き方は確実に変わっていきます。

まとめ:働き方が変わると、授業が変わる


教育DXというと、授業の変化に目が向きがちです。
しかし実際には、働き方の変化が先に起こることが多いと感じます。

資料を探す時間が減る。
繰り返しの説明が減る。
共有が早くなる。

こうした小さな変化が積み重なると、日々の仕事に余裕が生まれます。

そして、その余裕が授業準備の時間や、新しい実践を試す気持ちにつながっていきます。

教育DXは、大きな改革から始まるものではありません。
日常の仕事を少し楽にすることから始まります。

授業・学び方・働き方。
3つの視点から整理してきたこのシリーズが、現場での小さな一歩につながればうれしいです。

次、気になるところから、読んでみてください

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