なぜ教員が発信すると、授業力が上がるのかー書くことは次の授業準備。ー

教員のための発信とブログ
この記事は約3分で読めます。

【なぜ教員が発信すると、授業力が上がるのか】

振り返る密度


教員が発信を始めると、授業が変わります。
これは精神論ではなく、かなり構造的な話です。

発信は「誰かのための行為」に見えますが、実際には自分の授業を整理する行為だからです。

授業力が上がる理由は、特別なスキルが身につくからではありません。
授業を振り返る密度が変わるからです。

授業は、放っておくとすぐに消えてしまう


授業後の職員室で、こんな会話はよくあります。

「今日のあの活動、意外とよかったね」
「次はもう少し時間をとりたいな」
「ここ、子どもたち迷ってたね」

とても大事な会話です。
でも、この会話はほとんどの場合、その日のうちに消えていきます。

メモにも残らず、記録にも残らず、次の授業準備に追われて流れていく。

つまり、授業の学びが積み上がらない状態です。

ここで発信が登場します。

発信は「振り返りを途中で止めない仕組み」


授業を振り返るだけなら、多くの教員がすでにしています。
問題は、振り返りが途中で終わってしまうことです。

頭の中で思う

同僚と少し話す

次の仕事に追われる

終了

発信を始めると、この流れが変わります。

頭の中で思う

言葉にしようとする

理由を整理する

流れを説明できる形にする

公開する

この「言葉にする工程」が、授業改善の核心です。

書こうとすると、必ず「理由」を探し始める


発信をしようとすると、必ず止まる瞬間があります。

「で、なぜうまくいったんだろう?」
「何がポイントだったんだろう?」

ここで初めて、思考が深くなります。

授業中は感覚で判断していることが多いものです。
しかし、書く段階になると感覚では済まなくなります。

・なぜこの活動にしたのか
・なぜ子どもは反応したのか
・どこでつまずいたのか
・次にどう変えるのか

つまり、授業を言語化するプロセスが始まるのです。

このプロセスが、そのまま授業力になります。

「次の授業」が明確に変わる


発信の最大の効果はここです。

書いた瞬間、次にやることが見えます。

・時間配分を変える
・問いを変える
・活動の順序を変える
・説明のタイミングを変える

ただ振り返るだけだと、
「次は気をつけよう」で終わります。

書くと、
「次はここを変えよう」になります。

この差はとても大きいです。

発信は「授業改善の記録装置」


多くの教員は、毎日改善しています。
でも、その改善は記録されていません。

発信を始めると、改善が記録になります。

そして、記録が積み重なるとこうなります。

・去年の自分の実践が見える
・改善の流れが見える
・試行錯誤の履歴が残る

これはつまり、自分専用の実践データベースです。

授業力が上がらないはずがありません。

発信は「評価」ではなく「思考整理」


ここで誤解されやすい点があります。

発信=誰かに評価される行為
と思われがちですが、本質は違います。

発信=思考整理の外部化

評価されるかどうかは副産物です。
本質は、考えを言葉として外に出すことです。

授業を良くするための行為として考えると、
発信は特別なことではなくなります。

授業力が上がるのは「書いた量」に比例する


特別な記事を書く必要はありません。
派手な実践も必要ありません。

必要なのは、ただ一つ。

授業後の思考を消さないこと。

小さな気づきでも、短い振り返りでもいい。
書いた分だけ、次の授業は変わります。

発信は、誰かに見せるためのものではなく、
次の自分の授業のためのものです。

授業を良くしたいと思うなら、
まずは一度、書いてみることから始まります。

次に読むなら…

このテーマに関心を持った方には、次の記事もおすすめです。

日常の振り返りが資産に変わるプロセスを整理しています。☝️

発信が思考整理になる理由を、もう一歩深く解説しています。☝️

授業後の思考を次の授業につなげる具体的な方法を紹介。☝️

発信を形にしてみませんか?

発信の考え方や続け方が少し見えてきたでしょうか。
次は、実際に形にしていく段階です。

ブログの作り方・続け方・整え方を順番にまとめたページがあります。

合わせて読みたい

発信の出発点は、日々の授業の試行錯誤です。実際の実践記事もあわせて読んでみてください。☝️

SNSフォローボタン

yomemiblogをフォローする

yomemi

小学校教員|教育DXと1年生授業を実践・発信。▼プロフィールはこちら
yomemiblog

小学校教員|教育DX|小1実践
 日々の暮らしや子育ての中で、考えたこと・立ち止まったことを綴っています。

すぐに答えが出ないことも、書くことで少しずつ整理できる気がして、ブログという形を選びました。

 ICT機器やアプリ、デスク環境など、日々の工夫も記録しています。同じように、日々の忙しさの中で立ち止まりながら考えている方に向けて書いています。

 感想やご質問などあれば、気軽にコメントやお問い合わせからお寄せください。

yomemiblogをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました