「得意な人がやればいいと思う」
校内でICTの話をしていると、よく聞く言葉があります。
「○○先生すごいよね」
「私はそこまでは…」
「得意な人がやればいいと思う」
最初は前向きな言葉に聞こえていました。
でも、ある時ふと違和感を覚えました。
これってもしかして──
“できる人がやるDX”になっていないか?
校内でよく見る光景
どの学校にもいると思います。
・ICTが得意な先生
・新しいことに挑戦する先生
・研修を担当する先生
そして自然に役割が生まれます。
・困ったらその先生に聞く
・新しいことはその先生が試す
・ICTはその先生が進める
最初はとても助かります。
学校も前に進みます。
でも、少し時間が経つと起きることがあります。
その先生しかやらない。
善意から生まれる“分業”
これは誰かが悪いわけではありません。
むしろ善意から始まります。
・得意な人がやった方が早い
・忙しい人に負担を増やしたくない
・無理に全員に求めたくない
とても優しい考え方です。
でも、その結果どうなるか。
ICTが
「全員の仕事」ではなく「一部の人の仕事」になる。
一部の人に集中すると起きること
この状態が続くと、必ず起きます。
① できる人が忙しくなる
② 周りは頼る側になる
③ 学校全体では広がらない
④ 異動で止まる
特に④は大きいです。
中心になっていた先生が異動した瞬間、
ICT活用が止まってしまう。
これは多くの学校が経験していることだと思います。た。
教育DXは「スキルの問題」ではない
ここで視点を変える必要があります。
ICTが広がらない理由は
スキル不足だと思われがちです。
でも実際は違います。
問題はスキルではなく
心理的ハードルです。
・迷惑をかけたくない
・失敗したくない
・時間がかかりそう
・今のやり方でもできている
これは誰にでもある感情です。した。
広がったきっかけは“すごい実践”ではなかった
校内でICTが広がった瞬間を振り返ると、
意外なことに気づきます。
広がったのは
・高度な活用
・新しいアプリ
・最先端の実践
ではありませんでした。
広がったのは
「これならできそう」
と思えた実践でした。
DXを止める言葉、進める言葉
止まる言葉
「すごいですね」
「私はそこまでできない」
進む言葉
「それならやってみようかな」
「これなら自分にもできそう」
教育DXが広がるかどうかは、
この差で決まるのだと感じています。これだけです。
“できる人がやるDX”から抜け出すために
必要なのは、難しいことではありません。
・小さく始める
・同じ方法を繰り返す
・成功例より実用例を共有する
・失敗を話せる空気をつくる
つまり
特別な人の実践を減らすこと。
これが一番の近道でした。
まとめ
教育DXが止まるとき、
原因は技術ではありません。
構造です。
“できる人がやるDX”から
“みんなが少しずつやるDX”へ。
この変化が起きたとき、
学校全体が動き始めるのだと思います。
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