あるからこそ…
「ICTが入ると、仕事は増えるのでは?」
これは教育DXの話をすると必ず出てくる不安です。
実際、最初は“増えた感覚”があるのも事実だと思います。
でも、数年使い続けて感じていることがあります。
確実に“持ち帰らなくなった仕事”がある。
今回は、ICT導入後に静かに消えていった仕事について、リアルな視点で書いてみます。
かつて当たり前だった「持ち帰り仕事」
少し思い出してみてください。
以前の放課後や自宅での仕事は、こんな内容が多くありませんでしたか。
・ノートチェック
・ワーク・プリントの丸付け
・振り返りの読み取り
・掲示物づくり
・教材の印刷準備
・提出物の回収・整理
・評価メモの転記
どれも授業に直結する大切な仕事。
でも共通点があります。
学校で終わらない。
そして結果として、
「家でやるしかない仕事」になっていました。
持ち帰らなくなった仕事①
ノート・振り返りの回収と整理
紙の時代は流れが決まっていました。
回収 → 持ち帰る → 読む → 評価 → 返却
この“物理的な移動”が、実は最大の負担でした。
デジタル振り返りに変わるとどうなるか。
授業終了と同時に、全員分が一覧で揃います。
しかも自動で時系列に並びます。
・回収がない
・並べ替えがない
・紛失がない
・持ち帰りがない
つまり、作業の前提が消えるのです。
持ち帰らなくなった仕事②
丸付けという“時間のかかる作業”
紙のワークは、物理的に1冊ずつ見るしかありません。
しかしICTでは、
・自動採点
・即時集計
・一覧表示
が可能になります。
ここで大事なのは、
「丸付けがなくなった」ではなく
“作業としての丸付け”が減った
という点です。
先生が本当に見たいのは、
正誤そのものではなく
・どこでつまずいたか
・誰が困っているか
・次に何を出すか
つまり指導の判断です。
ICTは「作業」を減らし、
「判断」に時間を戻してくれます。
持ち帰らなくなった仕事③
掲示物・カード・一覧づくり
以前はよくありました。
・作品カードを手書き
・掲示用ラベル作成
・一覧表をExcelに転記
・写真整理
・印刷とラミネート
気づけば夜になっている作業です。
今はどうか。
・児童が入力したものをそのまま掲示
・写真はクラウドで共有
・一覧は自動生成
・提出物はデータ保存
「作る仕事」が減り、「活用する仕事」に変わった
と言えます。た。
一番大きかった変化
「学校で完結する仕事」が増えた
ICT導入の本質的な効果はここだと思っています。
以前
学校=授業をする場所
家=授業を支える作業をする場所
現在
学校=授業とその後処理まで完結する場所
仕事量がゼロになったわけではありません。
でも、
仕事の“場所”が変わった。
これは想像以上に大きい変化です。
もちろん、増えた仕事もある
誤解のないように言うと、増えた仕事もあります。
・環境づくり
・ルール整備
・最初の授業設計
・ICTスキル習得
導入初期は確実に大変です。
ここは間違いありません。
ただし、違いがあります。
紙の仕事は
→ 毎日ずっと続く
ICTの準備は
→ 一度整うと積み上がる
この差は年単位で効いてきます。これだけです。
教育DXは「楽をする」ためではない
ここは誤解されやすい部分です。
教育DXは
仕事を減らすためのものではありません。
教師が本来使うべき時間を取り戻すためのもの
だと思っています。
・子どもを見る時間
・授業を考える時間
・対話する時間
そのために、
持ち帰っていた“作業”が減っていく。
それが結果として
「働き方」にもつながっているのだと感じます。
まとめ
ICT導入後に消えていったもの。
それは
家でやるしかなかった仕事でした。
・回収する仕事
・並べる仕事
・転記する仕事
・作り直す仕事
これらが減り、
学校で仕事が完結するようになってきました。
教育DXの効果は、派手ではありません。
でも確実に、日常を変えています。
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