「振り返りをデジタルにしたら、きっと便利になる。」
そう思って導入したのが始まりでした。
紙より回収が楽。集計も自動。共有も簡単。
校内研修には相性が良いはずでした。
でも結果は、予想とはまったく違いました。
先生方に、響かなかったのです。
今日は、校内研修でスプレッドシート振り返りが定着するまでの失敗を、正直に記録しておこうと思います。
失敗① 入力してくれない
最初の振り返りは、とてもシンプルでした。最初の振り返りは、とてもシンプルでした。
・今日の研修で学んだこと
・今後やってみたいこと
・感想
研修の最後にQRコードを提示し、入力をお願いしました。
その日の入力率は、半分程度。
次回はさらに減りました。
理由は明確でした。
「やってもやらなくても同じ」だったから。
忙しい放課後。
提出が任意なら、後回しになるのは自然なことでした。
失敗② 書かれていても活用されない
声かけを増やし、入力率は上がりました。
しかし次の壁にぶつかります。
集まった回答を読んでも、活かせない。
・参考になった
・勉強になった
・頑張りたい
前向きな言葉は並びます。
でも、次の研修にどう活かせばいいのか分からない。
そのとき気づきました。
問題はツールではなく、
問いの設計でした。
失敗③ 共有しても変化が起きない
回答をまとめて、職員に共有しました。
スプレッドシートのリンクも配布しました。
しかし、ほとんど見られていませんでした。
忙しい日常の中で、
「後で見よう」は、ほぼ見ない。
ここでようやく理解しました。
振り返りは
共有するだけでは意味がない。
転機 振り返りを「使うもの」に変える
ここから運用を大きく変えました。
振り返りを
「集めるもの」から
次に使うものへ。
・次回研修の冒頭で結果を紹介
・実践例を具体的に取り上げる
・コメントを引用して話を始める
振り返りが、研修の一部になりました。
変化① 入力率が安定する
次回研修の冒頭。
「前回の振り返りで多かった声です。」
そう紹介すると、空気が変わりました。
自分たちの声が使われている。
研修につながっている。
振り返りが
意味を持ち始めた瞬間でした。
変化② 内容が具体的になる
問いを絞りました。
・次回までに試してみたいこと
・困っていること
すると内容が変わりました。
・朝の会でフォームを使ってみた
・端末管理に不安がある
・低学年での活用が難しい
振り返りが
実践とつながり始めたのです。
変化③ 研修が循環し始める
振り返りを基に次の研修を設計。
次の研修でまた振り返りを取る。
少しずつ、研修が循環し始めました。
振り返りが
校内研修のエンジンになっていきました。
まとめ
スプレッドシート振り返りは、最初は響きませんでした。
入力されない
活用できない
共有されない
失敗ばかりでした。
でも今ははっきり言えます。
振り返りのデジタル化は
校内研修を変える力がある。
ただしそれは、ツールを入れただけでは起きません。
振り返りを「使う仕組み」に変えたとき、初めて動き始めました。
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