ICTを入れてもうまくいかなかった授業から考えたこと

現場で進める教育DX
この記事は約3分で読めます。

強い違和感


忘れられない授業があります。

「今日は良い授業になる。」
そう思って教室に向かいました。

端末も準備した。
活動も用意した。
流れも確認した。

準備は完璧でした。

でも授業が終わったあと、残ったのは達成感ではなく、
強い違和感でした。

その日の授業


単元のまとめの時間でした。

子どもたちは端末を開き、
自分の考えをフォームに入力し、
友達の考えを見て、
良いと思ったものにコメントを書く。

活動はとても活発でした。

・入力している
・スクロールしている
・コメントを書いている

教室は静かに忙しい。

一見すると、うまくいっている授業でした。。

でも、授業後に出た言葉


授業が終わり、教室を出たとき、
ふと自分に問いが浮かびました。

「で、何が分かったんだろう?」

子どもたちは確かに活動していました。
でも、学びが深まった実感がない。

その違和感がずっと残りました。

子どもたちは「忙しかった」


次の時間、ノートを見返しました。

思っていたより、内容が浅い。
理解の変化も見えにくい。

気づいたのは、とても単純なことでした。

子どもたちは
学んでいたというより、忙しかった。

  • 入力する
  • 読む
  • コメントする

やることは多い。
でも考える時間が少ない。

ICTが授業を忙しくしていました。。

その日の反省


授業を振り返りながら、
ようやく気づきました。

私はその日、
「ICTを使う授業」を作っていました。

本来考えるべきだったのは、

  • 何を理解させたいのか
  • どこでつまずくのか
  • どんな思考をさせたいのか

順番が逆でした。

順番を変えた


それ以降、授業づくりの順番を変えました。

① 学習のねらいを考える
② 思考の流れを考える
③ つまずきを想定する
④ 最後にICTを考える

すると不思議なことが起きます。

ICTを「入れよう」としなくても、
必要な場面が見えてくる。

ICTが自然に入る瞬間


・個別の考えを集めたい
・全員の意見を比べたい
・変化を記録したい

ここで初めて、ICTが意味を持ちます。

ICTが主役ではなく、
必要な道具になりました。

あの授業が教えてくれたこと


うまくいかなかったあの授業は、
今思えばとても大切でした。

ICTは魔法ではない。
授業を良くするのは授業設計。

当たり前のことに、やっと気づけました。

おわりに


ICTを入れてもうまくいかなかった授業。
でも、その経験が授業づくりを変えました。

教育DXは、
新しい技術の話ではなく、
授業の本質を問い直すこと。

あの違和感が、その出発点でした。

気になるところから、読んでみてください

    ICTが活きる授業の条件とは。☝️

    個別最適の具体的な授業設計。☝️

  教育DXの考え方の土台。☝️

合わせて読みたい

教材研究や授業実践について、現場での試行錯誤を含めた「リアル」をまとめています。☝️

   授業を支える書斎・ICT環境・教材管理の工夫をまとめています。☝️ 

  授業・働き方・学び方を少しずつ変える実践と思考についてまとめています。☝️

SNSフォローボタン

yomemiblogをフォローする

yomemi

小学校教員|教育DXと1年生授業を実践・発信。▼プロフィールはこちら
yomemiblog

小学校教員|教育DX|小1実践
 日々の暮らしや子育ての中で、考えたこと・立ち止まったことを綴っています。

すぐに答えが出ないことも、書くことで少しずつ整理できる気がして、ブログという形を選びました。

 ICT機器やアプリ、デスク環境など、日々の工夫も記録しています。同じように、日々の忙しさの中で立ち止まりながら考えている方に向けて書いています。

 感想やご質問などあれば、気軽にコメントやお問い合わせからお寄せください。

yomemiblogをフォローする

コメント

タイトルとURLをコピーしました