授業改善は、どこから始まるのか

教育を考える
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いったいどこから


授業改善という言葉は、学校の中でとてもよく使われます。
校内研修、研究授業、公開授業。
どの学校でも「授業をよりよくすること」は大切なテーマです。

けれど、ふと立ち止まる瞬間があります。

授業改善は、いったいどこから始まるのでしょうか。

今回はこの問いから考えてみたいと思います。

「授業を変えたい」と思う瞬間


授業改善の出発点は、とても小さな違和感かもしれません。

子どもが思ったほど反応しなかった。
説明が長くなってしまった。
時間が足りなくなった。

授業が終わったあとに浮かぶ、
「これでよかったのだろうか」という感覚。

授業改善は、こうした小さな振り返りから始まることが多いように感じます。。

方法から考え始めてしまう


授業改善という言葉を聞くと、
多くの場合「方法」を思い浮かべます。

・活動を取り入れる
・ICTを活用する
・話し合いを増やす
・教材を工夫する

どれも大切な取り組みです。
しかし、方法から考え始めると、別の疑問が生まれます。

なぜこの方法を選ぶのか。

ここが曖昧なままだと、授業改善は長続きしません。

目的から考えるという出発点


授業改善を考えるとき、
最初に立ち返りたいのは「目的」です。

この授業で子どもに何が育ってほしいのか。
どんな姿を目指しているのか。

学習指導要領では「資質・能力」という言葉で示されています。
知識や技能だけでなく、思考力や判断力、学びに向かう力。

授業改善は、方法を変えることではなく、
目指す姿を考え直すことから始まるのかもしれません。

小さな改善は、日々起きている


授業改善というと、大きな変化を想像しがちです。
新しい教材、新しい方法、大きな研究。

けれど実際には、日々の授業の中で
小さな改善はすでに起きています。

説明の順番を変える。
発問を一つ減らす。
活動時間を少し延ばす。

こうした小さな変化の積み重ねこそ、
授業改善の実体なのかもしれません。

授業は一人では完結しない


授業は教室の中で行われますが、
一人だけで完結するものではありません。

同じ学年の先生との会話。
研究授業での意見交換。
日常の何気ない相談。

授業改善は、
対話の中で進んでいくものでもあります。

自分では気づけないことに気づく。
別の見方を知る。
新しい視点を得る。

授業改善は、個人の取り組みでありながら、
同時に共同の営みでもあるのだと思います。

教育DXや個別最適とのつながり


教育DX、個別最適な学び。
これらの言葉も、最終的には授業にたどり着きます。

どんなに環境が変わっても、
子どもと教師が向き合う場所は教室です。

だからこそ、
授業改善は教育の中心にあります。

新しい言葉が増えても、
授業をよりよくしたいという思いは変わりません。

授業改善は「問い」から始まる


ここまで考えてみて、
授業改善の出発点は一つではないと感じます。

けれど共通しているのは、
問いがあることです。

なぜうまくいかなかったのか。
どうすればよかったのか。
次は何を試してみようか。

授業改善は、答えから始まるのではなく、
問いから始まる営みなのかもしれません。

この問いを持ち続けたい


授業改善に終わりはありません。
毎年、毎日、子どもも状況も変わります。

だからこそ、
どこから始まるのかという問い自体を、
持ち続けていきたいと思います。

次の授業のあと、また同じように立ち止まりながら。

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