【完璧な記事を書こうとして止まる問題】
理由
「書こうと思っているのに、なぜか書き始められない。」
この感覚は、発信を始めようとした多くの教員が経験します。
時間がないわけでも、書くネタがないわけでもない。
それでも手が止まる。
その理由はとてもシンプルです。
最初から“完成形”を書こうとしているから。
この記事では、「完璧を目指すほど書けなくなる理由」を整理していきます。
教員は“完成形”に慣れすぎている
教員の仕事は、完成度が求められる仕事です。
- 指導案は整っていることが前提
- 授業は成立していることが前提
- 配布物は間違いがないことが前提
- 保護者向けの文章は誤解がないことが前提
日常的に「不完全なものを出さない」環境にいます。
これは仕事としてとても重要なことです。
ただ、この習慣がそのまま発信に持ち込まれると、強いブレーキになります。
ブログを書こうとした瞬間、無意識にこう考え始めます。
- 間違っていたらどうしよう
- 説明不足にならないだろうか
- 読む人にとって十分だろうか
- もっと良い表現があるのではないか
そして、書き始める前に疲れてしまいます。
「完成してから書く」は永遠に始まらない
発信を始められない人の頭の中には、共通した前提があります。
完成してから書こう。
でも、ここに大きな落とし穴があります。
授業は、完成しません。
次の授業で改善したくなる
別の学級では違う反応が出る
後から「こうすればよかった」と思う
実践は常に更新され続けます。
つまり、
完成してから書く
=
書くタイミングが永遠に来ない
ということになります。
完璧を目指すと、文章のハードルが跳ね上がる
完璧な記事を書こうとすると、頭の中で起きていることがあります。
それは、「読者の数が急に増えること」です。
・誰が読むか分からない
・専門家が読むかもしれない
・否定されるかもしれない
・誤解されるかもしれない
こうして、想定読者がどんどん増えていきます。
そして気づかないうちに、
**“全員に説明できる文章”**を書こうとし始めます。
これはとても難しい作業です。
論文を書くのに近い状態になります。
結果、書き出せなくなります。
止まっている原因は「書く前の設計」
書けない原因は、文章力ではありません。
ネタ不足でもありません。
止まっている原因は、書く前の設計です。
・完成形を書こうとしている
・全員に向けて書こうとしている
・間違いのない文章にしようとしている
この設計のままでは、書き始めるエネルギーがとても大きくなります。
だから、発信が「重たい作業」になります。
記事は「完成品」ではなく「途中経過」
ここで、発信の前提を少しだけ変えてみます。
記事は完成品ではなく、途中経過。
この考え方に変えるだけで、書くハードルが大きく下がります。
- 今考えていることを書けばいい
- 今の理解の範囲で書けばいい
- 後から考えが変わってもいい
この前提に立つと、記事は「発表」ではなくなります。
記録になります。
未完成の記事には価値がある
未完成の文章は出してはいけない。
そう感じる人は多いと思います。
でも実は、未完成の文章には価値があります。
なぜなら、教育実践は「正解の共有」よりも
思考の共有に価値があるからです。
・どこで迷ったのか
・何に悩んでいるのか
・何を試している途中なのか
こうした途中経過は、同じように悩んでいる教員にとって大きなヒントになります。
完成形よりも、途中の思考のほうが役に立つことも多いのです。
書ける人は「小さく出す」ことに慣れている
発信を続けている人には共通点があります。
最初から大きな記事を書いていません。
小さく出しています。
・短い記事
・仮説段階の記事
・途中の振り返り
小さく出す → 振り返る → 次を書く
この循環ができています。
完璧を目指すと、この循環が始まりません。
完璧主義は、始める力を奪う
完璧主義は悪いものではありません。
授業では大切な力です。
ただ、発信の最初の一歩には向いていません。
最初に必要なのは、完成度ではなく開始です。
完璧な記事を書くことより、
記事を書き始めることの方が、ずっと大きな一歩です。
完璧を手放すと、発信は動き出す
もし今、書こうとして止まっているなら、
それは「書けない」のではありません。
完成を目指しすぎているだけです。
記事は完成していなくて大丈夫。
途中でも大丈夫。
考えが変わっても大丈夫。
そう考えた瞬間、発信は少し軽くなります。
そしてその一歩が、次の記事につながっていきます。
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