特別だった環境
「1人1台端末」という言葉は、すっかり日常のものになりました。
数年前まで特別だった環境が、今では教室の前提になっています。
端末を持ち帰ることも珍しくなくなり、
クラウドで資料を共有し、
授業でデジタル教材を使う。
こうして振り返ると、GIGAスクール構想は大きな変化をもたらしました。
では今、GIGAはどこまで来ているのでしょうか。
「整備された」という実感
まず確かに言えるのは、環境整備は進んだということです。
・1人1台端末
・高速ネットワーク
・クラウドの活用
・デジタル教材の普及
かつての「使えたらいいな」という段階は過ぎ、
「使える状態」が前提になりました。
この変化は、教育にとって大きな転換点でした。
「使える」から「どう使うか」へ
環境が整うと、次の問いが生まれます。
どう使うのか。
端末があること自体が目的ではありません。
学びにどう生かすかが問われます。
ここで、多くの学校が次の段階に入りました。
導入から活用へ。
環境から実践へ。
教室の中で起きている変化
授業の中では、確かに変化が起きています。
資料共有が早くなった。
意見の可視化がしやすくなった。
学習履歴を残せるようになった。
以前なら時間がかかった活動が、短時間でできるようになりました。
これは、確かな前進です。
それでも残る問い
一方で、次のような問いも生まれています。
授業は本当に変わったのだろうか。
学びは深まっているのだろうか。
端末は「自然に使うもの」になっているだろうか。
環境が整ったからこそ、
変化の中身が問われ始めています。
GIGAは終わったのか、始まったのか
「GIGAは一段落した」という言葉を聞くことがあります。
確かに、導入という意味では一区切りかもしれません。
しかし、教室に立っていると、
むしろここからが始まりのように感じます。
環境が整った今、
授業や学びをどう変えていくのか。
本当の意味での変化は、これからなのかもしれません。
現在地は「途中」
GIGAスクール構想は、成功したとも、まだ不十分とも言えます。
導入は進んだ。
活用は広がっている。
しかし、定着はこれから。
現在地は、ちょうど途中なのだと思います。
次に問われること
これから問われるのは、
端末の有無ではなく、学びの質です。
端末がある前提の授業。
クラウドがある前提の学び。
その中で、どんな授業をつくるのか。
GIGAは終わったのではなく、
次の段階に入ったところなのかもしれません。
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一つの問いから、また別の問いが生まれていきます。
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