【仕事が終わらない教員の共通点|「すぐやる」が逆効果な理由】
すぐの罠
「仕事はすぐやれ。」
これは社会人としてよく言われる言葉です。
実際、私も若手の頃は、
- メールが来たらすぐ返信
- 頼まれた仕事は即着手
- 声をかけられたらすぐ対応
を心掛けていました。
しかし、不思議なことが起こりました。
頑張っているのに、仕事が終わらない。
むしろ年々忙しくなっていったのです。
そしてある時気付きました。
仕事が終わらない教員ほど、
「すぐやる人」になっている。
今回は、多くの教員が陥りがちな「すぐやる罠」について考えてみます。
「すぐやる」は本当に正しいのか
誤解しないでほしいのですが、
仕事を後回しにすることを勧めたいわけではありません。
問題なのは、
優先順位を考えずに反射的に動いてしまうこと。
です。
学校では毎日のように、
- 電話
- 来客
- 保護者対応
- 管理職からの依頼
- 同僚からの相談
が発生します。
そのたびに仕事を中断していると、
本来やるべき仕事が進みません。
教員の仕事は「割り込み」が多すぎる
教員の仕事の特徴は、
自分で予定を立てても崩されることです。
例えば、
放課後に学級通信を書こうと思った瞬間、
- 保護者から電話
- 子ども同士のトラブル
- 会議資料の修正依頼
が入る。
すると予定していた仕事は後回しになります。
そして、
帰宅前になって
「まだ通信が終わっていない……」
となるのです。
「すぐやる人」が抱える問題
すぐやる人は責任感があります。
頼まれた仕事を放置しません。
だから周囲からの信頼も厚いです。
しかし、
その結果として、
他人の優先順位で一日が終わる。
という状態になります。
これが非常に危険です。
本当に優秀な人は「すぐやらない」
意外かもしれませんが、
仕事ができる人ほど、
何でもすぐにはやりません。
まず考えます。
- 本当に今やる必要があるか
- 誰がやるべき仕事か
- どれくらい時間がかかるか
- 後回しにして問題ないか
を判断しています。
つまり、
「すぐやる」のではなく、「すぐ判断する」。
のです。
仕事が終わらない教員の共通点① 頼まれると断れない
教員は真面目な人が多い職業です。
だから、
- これお願いできますか?
- ついでにやっておいてください
- 誰かやる人いませんか?
と言われると引き受けてしまいます。
しかし、
引き受けた瞬間に、
自分の仕事は増えています。
忙しい先生ほど、
実は仕事を断るのが上手です。
仕事が終わらない教員の共通点② 優先順位を決めていない
朝出勤してから、
目の前の仕事を順番に処理していませんか。
そのやり方だと、
重要な仕事ほど後回しになります。
例えば、
- 学級経営
- 授業準備
- 子どもとの面談
よりも、
緊急ではない事務作業を先にしてしまうことがあります。
仕事が終わらない教員の共通点③ 「今できるからやる」
空き時間ができると、
目についた仕事に手を出してしまう。
これは非常に多いパターンです。
例えば、
5分空いたから掲示物を作る。
10分空いたから資料を整理する。
すると、
一日中細かい仕事ばかりして終わります。
おすすめは「時間を先に決める」こと
私は以前、
仕事が来た順番に処理していました。
しかし現在は、
先に時間を確保するようにしています。
例えば、
- 16:00〜16:30 学級通信
- 16:30〜17:00 授業準備
- 17:00〜17:15 明日の確認
のように決めます。
すると、
途中で仕事が来ても、
「あとで対応します」
と判断しやすくなります。
「緊急」と「重要」は違う
仕事術の世界では有名な考え方があります。
それは、
緊急な仕事と重要な仕事は違う。
ということです。
例えば、
電話対応は緊急です。
しかし、
授業改善や学級経営は重要です。
教員は緊急な仕事ばかりに追われやすい職業です。
だからこそ意識的に、
重要な仕事へ時間を確保しなければなりません。
私がやめたこと
以前の私は、
通知が来るたびに反応していました。
メールを見る。
チャットを見る。
依頼を受ける。
そのたびに仕事を中断していました。
しかし今は、
集中する時間は他の仕事を見ない。
と決めています。
その方が結果的に仕事は早く終わります。
教員に必要なのは「処理能力」ではない
忙しい先生ほど、
もっと速く仕事をしようとします。
しかし本当に必要なのは、
処理能力ではありません。
仕事を選ぶ能力です。
何をやるか。
何をやらないか。
何を後回しにするか。
この判断こそが働き方を大きく変えます。
まとめ
仕事が終わらない教員の共通点は、
必ずしも仕事が遅いことではありません。
むしろ、
真面目で責任感が強く、
何でもすぐやろうとする人に多く見られます。
今回のポイントはこちらです。
- すぐやるより先に判断する
- 他人の優先順位で動かない
- 仕事を断る勇気を持つ
- 時間を先に確保する
- 緊急と重要を区別する
教員の仕事は放っておいても増えていきます。
だからこそ、
「すぐやる人」ではなく、「何をやるか決める人」になることが大切です。
忙しさに振り回されるのではなく、自分で仕事をコントロールできる働き方を目指したいですね。
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