教員は「終わらせるな、切れ」|時間で区切る働き方

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切るとどうなるか


仕事が終わらない。

今日は絶対に早く帰ろうと思ったのに、

気付けば18時。

19時。

20時。


学級通信が終わらない。

授業準備が終わらない。

教材研究が終わらない。


そして帰宅しながら思う。

「もっと仕事が速くならないとダメだな。」

でも、本当にそうでしょうか。

実は教員の仕事は、

終わらせようとするほど終わりません。

なぜなら、

学校の仕事には終わりがないからです。

今回は私自身が意識している

「終わらせるな、切れ」

という働き方について紹介します。

教員の仕事は終わらないようにできている


まず現実を認めましょう。

教員の仕事は無限です。

例えば授業準備。

やろうと思えば、

  • 教材研究
  • 発問検討
  • ワークシート改善
  • ICT教材作成
  • 個別支援準備

どこまでもできます。


学級経営も同じです。

  • 掲示物改善
  • 学級通信
  • 面談準備
  • 行事準備

やろうと思えばキリがありません。


つまり、

「終わったら帰る」

という考え方そのものが危険なのです。

真面目な先生ほどハマる罠


仕事が終わらない先生には共通点があります。

それは、

「全部終わらせてから帰ろう」

と考えていることです。


しかし、

全部終わる日は来ません。

だから帰れません。


結果として、

毎日残業になります。

発想を逆転する


必要なのは、

仕事基準で考えることではありません。

時間基準で考えることです。


例えば、

× 通信を書き終わるまでやる

ではなく

○ 通信は20分だけやる


× 授業準備が終わるまでやる

ではなく

○ 授業準備は30分で切る


これだけです。

「時間で切る」と何が起きるのか


不思議なことに、

時間を決めると集中力が上がります。


人間は、

時間が無限にあると思うとダラダラします。


しかし、

「あと20分」

となると脳が働きます。


結果として、

意外と終わります。

プロ野球選手は毎日完璧を目指さない


少し極端な例ですが、

プロ野球選手は

納得いくまで練習しません。


時間が来たら終わります。


なぜなら、

翌日も試合があるからです。


教員も同じです。

明日も授業があります。

来週もあります。

来月もあります。


毎日100点を目指す必要はありません。

70点で回す勇気


若手時代の私は、

授業を100点にしたいと思っていました。


でも今振り返ると、

100点を目指した授業と

70点で作った授業に

そこまで大きな差はありませんでした。


むしろ、

疲れている教員が行う100点授業より、

元気な教員が行う70点授業の方が

子どもに良い影響を与えることもあります。

私が実際に決めている時間


例えば平日。

私は大まかに、

  • 授業準備 30分
  • メール確認 10分
  • 学級通信 20分
  • 翌日確認 10分

という形で区切ります。


終わらなくても一旦終了。

翌日に回します。


最初は不安でした。

でも実際には困りませんでした。


むしろ、

無駄な残業が激減しました。

「仕事を切る」はサボることではない


ここを誤解してほしくありません。


仕事を切るとは、

手を抜くことではありません。


限られた時間の中で

最善を尽くすことです。


教員は長距離走です。

短距離走ではありません。


今日頑張りすぎて倒れるより、

毎日安定して働ける方が価値があります。

子どもに教えていることと同じ


よく考えると、

私たちは子どもにこう教えています。

「全部完璧にやらなくていいよ。」

「まずできるところからやろう。」

「時間を決めて取り組もう。」


でも、

大人になった私たちは

自分に対してそれができていません。


教員こそ、

自分にも同じ言葉をかけるべきなのかもしれません。

まとめ


教員の仕事は終わりません。

終わらせようとすると、

いつまでも帰れません。


だから大切なのは、

終わらせることではなく、切ること。

です。

今回のポイントはこちら。

✅ 教員の仕事は無限に増える

✅ 「終わったら帰る」は危険

✅ 「〇分やる」で考える

✅ 70点で回す勇気を持つ

✅ 時間で区切る方が集中できる


働き方改革というと、

制度改革ばかり注目されます。

しかし、

明日から変えられることもあります。

それは、

仕事が終わるまでやるのをやめること。

時間で区切る働き方は、

忙しい教員が自分を守るための大切な技術です。

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