【授業準備に時間をかけすぎる教師へ|時短する考え方と具体例】
効率化の鍵は
「気付いたら夜の7時。」
「授業準備だけで1時間以上かかっている。」
「もっといい授業ができるはずなのに終わらない。」
そんな経験はありませんか。
教員の仕事の中でも、授業準備は特に終わりが見えにくい仕事です。
なぜなら、
授業準備はやろうと思えば無限にできてしまうから。
教材研究を深めることもできる。
ワークシートを作り直すこともできる。
発問を考え直すこともできる。
だからこそ、気付けば何時間も使ってしまいます。
しかし、働き方改革が求められる今、
授業準備を効率化することは手抜きではありません。
むしろ、長く教員を続けるために必要な技術です。
今回は、授業準備に時間をかけすぎてしまう先生に向けて、私が意識している考え方と具体的な時短術を紹介します。
なぜ授業準備は終わらなくなるのか
授業準備に時間をかけてしまう先生には共通点があります。
それは、
「もっと良くしたい」という思いが強いこと。
子どもたちに分かりやすく教えたい。
楽しい授業をしたい。
学力を伸ばしたい。
その思い自体は素晴らしいことです。
しかし、
「もっと良くできるかも」
を繰り返していると終わりがありません。
実際、授業準備には完成がないのです。
時短の第一歩は「80点でよし」とすること
授業準備が長引く最大の原因は完璧主義です。
例えば、
- ワークシートを何度も修正する
- スライドのデザインにこだわる
- 発問を延々と考え続ける
こうした作業は意外と時間を消費します。
もちろん質は大切です。
しかし、
100点の授業を目指して残業するより、80点の授業を継続できる方が価値があります。
教員は毎日授業を行います。
一時間だけ最高の授業をしても続かなければ意味がありません。
時短術① 前年度の教材を使う
若手の頃は、
「毎回新しく作らなければならない」
と思っていました。
しかし実際には、
前年度教材を改善しながら使う方が圧倒的に効率的です。
例えば、
- ワークシート
- 提示資料
- 評価問題
- 板書計画
などは十分再利用できます。
ゼロから作る時間を減らすだけで、大幅な時短になります。
時短術② 学年で共有する
学校には優れた実践がたくさんあります。
それなのに、
「自分で作った方が早い」
と抱え込んでしまうことがあります。
しかし、
- 指導案
- ワークシート
- スライド
- 評価問題
は共有できる部分も多いはずです。
一人で1時間かける仕事も、
4人で分担すれば15分になります。
時短術③ スライドを作り込みすぎない
ICT活用が進み、
スライドを使う先生も増えました。
しかし注意したいのは、
「スライド作りが目的になってしまうこと」
です。
アニメーションを増やしたり、
デザインに凝ったりすると時間がいくらあっても足りません。
子どもが見るのはスライドではなく、
授業そのものです。
最低限伝われば十分です。
時短術④ 毎回オリジナル教材を作らない
教員には、
オリジナル教材を作る文化があります。
もちろん価値はあります。
しかし、
市販教材や既存教材を活用することも立派な選択です。
近年は良質な教材が数多くあります。
全部を自作する必要はありません。
時短術⑤ 時間制限を設ける
授業準備が長い人ほど、
終了時間を決めていません。
例えば、
- 1時間だけ準備する
- 30分で板書計画を作る
- 15分で教材を選ぶ
というように、
先に時間を決める方法がおすすめです。
仕事は与えられた時間いっぱいまで膨らみます。
だからこそ、
時間で区切ることが重要です。
子どもにとって本当に大切なもの
ここで考えたいことがあります。
子どもたちは、
完璧なワークシートを求めているのでしょうか。
美しいスライドを求めているのでしょうか。
おそらく違います。
子どもが求めているのは、
- 話を聞いてくれる先生
- 一緒に考えてくれる先生
- 認めてくれる先生
ではないでしょうか。
つまり、
授業準備に使いすぎている時間を、
子どもと関わる時間に回した方が価値が高い場合もあるのです。
私が意識している基準
授業準備をするとき、
私は次の問いを意識しています。
「この30分は、本当に子どもの学びを大きく変えるか?」
もし答えが「変わらない」なら、
そこで準備を終えるようにしています。
授業準備は大切です。
しかし、
授業準備のために教員が疲弊してしまっては本末転倒です。
まとめ
授業準備に時間をかけすぎる教師へ向けて、時短の考え方を紹介しました。
ポイントは次の5つです。
- 80点でよしとする
- 前年度教材を活用する
- 学年で共有する
- オリジナル教材にこだわりすぎない
- 時間制限を設ける
授業準備は、やろうと思えば無限にできます。
だからこそ、
「どこまでやるか」を決める力が必要です。
教員が長く働き続けるためにも、
授業の質と働き方のバランスを考えていきたいですね。
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