【授業づくりの質は、授業前の準備環境で決まると感じた話】
夜の職員室。
夜の職員室。
机の上には、
教科書、指導書、ノート、プリント、赤ペン、付箋。
隣ではコピー機の音。
廊下では先生方の声。
私は算数の教材研究をしているはずなのに、
気づけばメールを確認し、
配付物を整え、
別件の提出書類を開いていました。
「あれ、今何を考えていたんだっけ。」
その瞬間、はっとしました。
授業づくり以前に、
考える環境が整っていない。
同じ教材なのに、質が違う日がある
同じ単元。
同じ教科書。
同じ時間数。
それなのに、
「今日は授業の見通しがクリアだ」
と感じる日と、
「なんとなく不安が残る」
という日がある。
最初は、自分の力量の問題だと思っていました。
でも振り返ってみると、
ある違いがありました。
授業前の準備環境です。
環境が思考の深さを決めていた
うまくいった授業の前日は、
- 机の上に教材だけ
- スマホは鞄の中
- 30分と時間を区切る
- やることを一つに絞る
シンプルでした。
逆にうまくいかなかった日は、
- 複数の業務を並行
- 通知が鳴る
- 資料が散乱
- 時間が途切れ途切れ
思考が分断されていました。
授業づくりは、
「集中の質」に大きく左右されると気づいたのです。
私が変えた3つのこと
① 教材研究の“場所”を固定する
可能な日は、
同じ席、同じ向きで行うようにしました。
脳が「ここでは考える」と覚えると、
立ち上がりが速くなります。
② 30分だけ深く潜る
長時間ではなく、
短時間でも“遮断”する。
メールも通知も閉じる。
驚くほど、思考が整理されます。
③ 最初に「問い」を書く
いきなり指導書を読むのではなく、
「この時間で本当に育てたいことは何か」
これを紙に書いてから始めます。
軸があるだけで、
板書も発問もぶれにくくなりました。
準備は量より“状態”
以前は、
どれだけ資料を集めたか
どれだけアイデアを書き出したか
そこに価値を置いていました。
でも今は違います。
整った環境で、
一本の問いを深く考えられたか。
そのほうが、
授業の質に直結していると感じています。
忙しさはなくならない
そ学校現場が忙しいのは事実です。
だからこそ、
「時間を増やす」ではなく
「環境を整える」
ここに意識を向けるほうが現実的でした。
完璧な環境は作れません。
でも、
- 机の上を片付ける
- 通知を切る
- 問いを一つに絞る
これだけでも、
授業の見通しは変わります。
今、思っていること
授業づくりの質は、
授業中だけで決まるわけではありません。
むしろ、
授業前の30分が、
教室の1時間をつくっている。
最近、そう感じています。
もし今、
授業づくりがうまくいかないと感じているなら、
内容を増やす前に、
準備環境を整えてみる。
それが、
いちばんの近道かもしれません。
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