【「一斉」と「個別」を行き来する授業づくりの設計メモ】
全体交流がうまくいかない日がある
授業の中で、
一人で考える時間をつくり、
そのあと全体で共有する。
この流れはよくある形ですが、
実際にやってみると、
全体交流が思ったように動かない日があります。
- 発言がなかなか出ない
- 同じ意見ばかりになる
- 共有しても広がらない
そんな授業を振り返ってみると、
いくつかの共通点が見えてきました。
個別思考の時間が短すぎた
全体交流がうまくいかなかった授業を振り返ると、
多くの場合、
個別思考の時間が短かったことがあります。
問いを出したあと、
- 少し書いたらすぐ共有
- 数人の発言で次へ進む
という流れになっていると、
子どもたちの考えがまだ十分に形になっていません。
その状態で全体交流に入ると、
発言が出にくくなることがあります。
考えを言葉にする準備が足りなかった
もう一つ感じるのは、
考えを言葉にする準備です。
個別思考の時間があっても、
- ノートに言葉で書いていない
- 途中までしか考えていない
という状態だと、
全体交流の場面で
言葉にするのが難しくなります。
最近は、
「自分の考えを一文で書く」
という時間を少しだけ取るようにしています。
それだけでも、
交流の場面が動きやすくなることがあります。
いきなり全体交流にしない
全体交流が動きにくいとき、
小さな共有の場を挟むことがあります。
例えば
- ペア交流
- 近くの人とのミニ交流
- グループでの確認
こうした時間を入れると、
子どもたちの言葉が少し整理されます。
そのあと全体交流に入ると、
発言が出やすくなることがあります。
授業は「行き来する構造」
最近は、授業を
- 個別思考
- 小さな共有
- 全体交流
という行き来する構造で考えることが増えました。
一人で考える時間だけでもなく、
いきなり全体交流でもなく、
少しずつ
考えを広げていくような流れです。
この構造を意識するようになってから、
全体交流が動きやすくなった気がしています。
おわりに
全体交流がうまくいかなかった授業を振り返ると、
- 個別思考の時間
- 言葉にする準備
- 小さな共有の場
といった部分が
大きく影響していることに気づきました。
授業は毎回同じにはなりませんが、
こうした振り返りを積み重ねながら、
少しずつ授業づくりを続けていきたいと思っています。
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